皆さんはその昔NHK教育テレビで放送されていた、「ワンツー・どん」という子供向け音楽番組を覚えているだろうか。
1974年〜1996年にかけて放送され、特に小学1年生を対象にしていたらしい。
実は何を隠そう、この番組こそが管理人をブラック ミュージックの世界に導くきっかけとなったのである。
「ワンツー・どん」は「どん君」という名のキャラクターを始め、歌のお兄さん、歌のお姉さんが番組オリジナルの曲を歌ったり、演奏したりというもので、当時の子供達は特に夏休みの午前中や、学校を休んだ時に観ていたと思う。
今日はこの番組で’77年〜’87年の10年に渡り、リズムのおじさんとして活躍していた石川晶氏「石川のおじさん」についての話題。
番組の対象年齢が小学一年生という事もあり、「石川のおじさん」を覚えている人は、現在30代中盤といった所か。
管理人がまだ幼稚園に通っていた頃、幼稚園バスの運転手が「山田のおっちゃん」という通称であり「石川のおじさん」と並び、当時の管理人にとっては二大おじさんだった。「山田のおっちゃん」は無口だったが、色付きメガネの内側にある瞳がとても優しく、園児達の憧れの的であった。
さて、そこで「石川のおじさん」である。

こちらが「石川のおじさん」こと石川晶氏。日本を代表するドラマー。
後ろにいるのが「どん君」だ。
「ワンツー・どん」には色々なコーナーがあり、リズムのコーナーで登場するのが、この石川晶氏。
ドラムを叩きながら登場、そしてお決まりの台詞が「は〜い。石川のおじさんだよ!今日はウン・パーのリズムを練習してみよう。」こんな感じだ。
どん君と会話をしながら、ドラムやパーカッションを叩いて、優しい笑顔を振りまいてくれた。

管理人が観ていた頃は、このくらいか、もう少し大きめのアフロ・ヘアーだったと思う。
この容姿で、時にはドン君を肩に乗せながらドラムを叩く姿に、惚れ惚れしたものだ。
その頃は訳も分からず観ていたが、時が経ち大人になって分かったのが、「ワンツー・どん」は、超一流のスタジオミュージシャンが出演していたという事。石川晶とカウント・バッファローズ、クニ河内。
番組内でかかる殆どの曲は、石川晶とカウント・バッファローズによるものだった。何と言う贅沢な時代だったのだろうか。
対象年齢などおかまいなしに、小学校高学年までずっと観ていたなぁ〜…..。
管理人は、この人の影響で「裏打ち」のリズムにハマり、その後スティービー・ワンダーの音楽に出会い、現在に至る。
「石川のおじさん」を観て、ドラマーになったという人も多いのではないだろうか。「石川のおじさん」はとにかく、カッコ良かった。
自分達の周りには存在しない、レアなカッコ良さを子供達に教えてくれた。
石川晶氏は、50年代からジャズ・ドラマーとしてさまざまなスタジオ録音やライブの仕事をし、80年代には恵比寿で「ピガピガ」というライブハウスをオープン。
90年からは単身ケニアのナイロビに永住。貧しい環境で生きる子供達の為に「フューチャーキッズ・プロジェクト」というボランティア団体を設立し、晩年を過ごされたそうです。
フューチャーキッズ・プロジェクトは、2002年石川晶氏の他界後も、御子息によって引き継がれている。
こちらのサイトで石川晶とカウント・バッファローズの作品を視聴出来る。
2件のコメント
2009年 1月 10日 6:40 am
音楽のチャンピオンgelatinsnack様
新しいブログ誕生、やったー、おめでとうございます。
私は昔昔、目黒にある”ピガピガ”によく行ってまして、晶さんの事を石川のお父さんと呼び、お世話になりました。
海外からのミュージシャンもよく集まり、音楽への情熱と人々への愛情、お人柄の良さが解りました。
私も何かの縁でgelatinsnack様と石川さんの話ができ、現在はアフリカン・ドラムを習っています。
これからも音楽の話を楽しみにしてまーす。
2009年 1月 10日 7:26 am
Lily’s Mom さま
いらっしゃいませ!コメントありがとうございます。
”ピガピガ”では「石川のお父さん」と呼ばれていたんですね(^-^)
子供の頃から想像していた通り、暖かいお人柄だった事が伺え、とても感激です!
Lily’s Momさんからは、いつも貴重なエピソードの数々を聞かせて頂いてます。
しかも、David T, Walker, Curusaders, Marcus Miller 等々…….凄い面々。
アフリカン・ドラム、今度聴かせて下さい!