※ネタバレあり。しかし、曲目はうる覚えの為、全くレポになっておりません。
サンフランシスコの老舗ライブハウス「The Fillmore」は、オールスタンディング。脇にバーカウンターがあり、ライブが始まるまでの間、客は一杯やりながら待つ事が出来る。2階席には食事をしながらライブを楽しむ人も居るようだが、管理人にそんな心の余裕はない。
わざわざ「The Fillmore」のあるジャパンタウンにホテルを取り、ライブ前の腹ごしらえもジャパンタウンで済ませ、会場に向かう。
開演8時15分前に着き、会場に入ると、多くの客はまだBarの所で杯を交わしておる。お陰で我々は4列目のど真ん中を陣取る事が出来た。思ったよりも大きな箱だ。管理人の横にスペースがなく、連れは後ろにスタンバイ。そこにウェイトレスがやって来て、連れはビールをオーダー。飲みながらライブを楽しめるなんて羨ましいが、やはり管理人にそんな心の余裕はない。
とうとう開演の8時になった。その時やっと気付いたのだが、すっかり前座の存在を忘れていた。
そんでもって、前座2組が1時間も演奏したので、まだ心の何処かで「本当にSaadiqは出て来るのか?」信じられない自分がいた。
オープニングアクト2組の演奏も素晴らしい。が、兎に角そんな心の余裕はない。
開演の時、後方の客はまばらでちょっと心配だった。ネットで調べたら、チケットはSold Outだったのに。ようやくオープニングアクトが終わり、振り向くといつのまにか会場は満員御礼。良かった〜、ホッ。(変な親心まで芽生えておったワシ)
9時10分をまわった所で、サックスとトランペットのおじさん2人が登場。
Saadiqのバンドのおっちゃんや〜ん!!
「うわぁ〜本当に始まるぅぅ〜!」と興奮していると、カメラマン3人登場。連れが後ろから「ライブDVD作るんや〜。」と言っていた気がする。
ボーっと観ていると、いつの間にかドラムとベース、キーボードが現れてスタンバイ。You Tubeで何度も観たメンバーの姿がそこにある。
そして、SaadiqやTony! Toni! Toné!の作品とライブでお馴染み、ギターのRob Baconが登場!
うわぁぁぁぁ!Rob Baconや!本物や〜!
Rob Baconが客を煽り、歓声が湧くと同時に、演奏が始まる。
めっちゃかっこえぇぇぇ〜!!!
ライブ用に作ったと思われる「Saadiqのテーマ」みたいなジャムが始まる。ニューオリンズ風。たまらん!!絶対ライブDVD出してくれ!
暫くすると、リズムに乗って踊りながらコーラスの男女が現れる。大歓声!客もみんなノリノリ!
一定のリズムとメロディーで更正された「Saadiqのテーマ」は延々と続く。
焦らすねぇ〜Saadiq!
各メンバーが登場した左の舞台袖を皆ジーッと見つめるけど、出て来る気配なし。
バンド、コーラス全員ノリノリで、飛び跳ねる様なリズムとダンスは続く。
その繰り返されたグルーヴに、もはや皆トランス状態になっていると、舞台袖右側から「舞踊る黄色い蝶」が現れた。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
お馴染み、黄色いスーツを身に纏ったRaphael Saadiqが登場すると、客席は半狂乱!怒濤の様な歓声の中、黄色い蝶は舞い続ける。
もち、取り乱してしまった管理人。この時「完全に声帯つぶれた!」と思った。
間違いなく、正真正銘本物のRaphael Saadiqがそこに居た。
顔小っちぇぇぇっっ!!!
この日の装いはコレ。
初めて生で見るSaadiqさん。写真や動画で観る何倍もカッコ良い!
頭のてっぺんからつま先まで、全てが研ぎ澄まされた、美意識の塊の様な男である。
「Saadiqのテーマ」が終わり、大歓声と共に一曲目「100 yeard dash。」
本物のSaadiqに釘付けで、肝心の曲を全く聞いていない管理人。
黒縁眼鏡のレンズがめっちゃブ厚いSaadiqさん。その奥にはいつもの黒目がちな瞳がある。
「100yeard dash。」後半はお決まりのソウルクラップ。
これこれ!これがやりたかったんだよ〜!
2曲目「Keep Marchin’」。このまま、アルバム「The Way I See It」メドレーが続くのか?……と思いきや。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ルーシーパール「Dance Tonight」。始まると同時に観客大合唱!Saadiqさんビックリ!嬉しそうに客席にマイクを向けて歌わせてくれる。そのまま「LaLa」へ。大合唱。
たたみ掛ける様に、ソロ1stアルバムからのシングルカット「Be Here」。大合唱は止まらない!なんせここはサンフランシスコ。オークランドに生まれ育った彼にとっては地元。盛り上がるはず!ちなみに管理人の隣りにいたカップルは、コーラスBJのマブ達であった。(いつの間にか管理人の連れが情報を聞き出していた)「Be Here」のライブアレンジは後半、プリンスっぽいギターソロが入るのがお約束。このアレンジを生で聴けた…..感動。
ここでちょっぴり休憩。Saadiqさん、背中を向けてタオルで顔を拭き拭き、水分補給。う〜む、後ろ姿も美しい。男の美学。
舞台右に並んでいたコーラスの2人が、Saadiqの両側にスタンバイ。
怒濤の様な歓声の中「飛ばし過ぎ注意!」の警告なのか、ここでニューアルバム「The Way I See It」からSaadiqお気に入りスロー「Oh Girl」。
3人お揃いの振り付け。まだ半信半疑な管理人は、未だにYou Tubeを観ている様な錯覚にとらわれる。………ってことは、このまま行くと次は
「Pillow」か?
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
名曲「Pillow」のイントロで、観客は大変な事になっちまいます。半狂乱の中、またもや皆で大合唱!
お次の「It Never Rains in Southern California」も「Anniversary」もぜ〜んぶ大合唱!もうSaadiqさん、ニヤニヤが止まりません。笑っちゃって歌えない様子。
大丈夫、歌はワシらに任せろ!
頼もしい観客に、スロージャム攻撃はまだ続く。「Ask Of You」「Just Me And You」もやってくれた。皆の声帯も潰れていたに違いない。
甘ぁ〜い、スロージャム5連発でメロメロになった我々に、「Still Ray」。大合唱は続きます。
とんでもなくブ厚い低音!体の芯からズンっズン来て、まるで足下がグラついているかの様な感覚に捕われる。
いつの間にかタイもジャケットも脱ぎ捨て、白いシャツになっているSaadiq。
めっちゃセクシーやんけ〜っ!!!
ここはサンフランシスコ。男女問わず、Saadiqのセクシー攻撃に歓声が沸きます。1列目を陣取った白髪のおっちゃんに、Saadiqがサービス満点の握手。女子のグループには、熱い視線&歌のサービス。ウインクも忘れない。
曲が終わっても歓声が鳴り止む事は無い。Saadiqはドラムセットの前に腰掛け、水分補給。観客を見渡してゴキゲンな様子。地元とあって、Saadiqはかなりリラックスしている様子。オープニングからず〜っと踊りっぱなしの43歳。あのスリムな体のいったいどこに、あんな凄いパワーを蓄えているのか。
次は何をやらかしてくれるのか。期待で胸一杯の客を煽るSaadiq。
立ち上がってスタンドマイクの元へ来たと思えば「You are not ready!」と言って、また腰掛ける。観客盛り上がるの何のって!
かっこええぇぇぇぇぇぇっっ!!!
ここでMC。すぐそばで、普通に喋っている彼を観て、やっと「これは夢ではないのだ」と確信した。
ゲストを呼ぶSaadiq。おそらく60代後半?の伯父さま登場。
どうやらその伯父さまは、Saadiqがリードボーカルとしてパフォームするきっかけを与えてくれた人らしい。
Saadiqのギターと共に、演奏が始まり、伯父さまが歌ったのだが、これが滅茶滅茶カッコ良かった。
会場はまるで日曜日の教会で行なわれるかのごとく、ゴスペル大会と化してしまった。
曲が終わると、Saadiqは伯父さまにハグ&ほっぺにチュー。
演奏は続き、伯父さまは踊りながら退場。
伯父さん、ありがとう!貴方がいなければ、この素晴らしい男のデビューもなかったであろう!

白いギターを弾くSaadiq。この姿も生で観れた…..感動。
ジャ〜ンジャ〜ン。お馴染み「Charlie Ray」?と思った途端、演奏をストップするSaadiqさん。
「I changed my mind.」やて。
何で???めっちゃ好きなんやけど。この曲。
あれれれ?ギターも置いちゃいました。お次は何???
次は何?皆の期待が高まる中、マイクに向って「I need some sex!」って(笑)
気が変わったSaadiqさんが選んだのは「Let’s Take A Walk」。
ファンの方ならご存知、セクシーナンバー。歌詞の内容がエロかっこいいアレです。
You Tubeで観たライブん時より、アクションが5倍増しのSaadiqさん。観客に好みのギャルが居たのかゴキゲン! 客も盛り上がる盛り上がる!
こういうパフォーマンスを観ると、JBの後継者は彼なのかもしれないなぁ〜と思ったりする。
次は和みの一曲「Love That Girl」。
手拍子を入れながら客も動ける範囲でステップを真似る。
次は確か「Just One Kiss」。コーラスのEricaとデュエット。アルバムでは、Joss Stoneだけど、Ericaも良いなぁ〜。
もうこの辺りでは、何を演奏したのか覚えていないくらいSaadiqを目で追う事に必死だった。
「Sure hope you mean it」もやってくれたね。
見とれているうちに、ライブも終盤に差し掛かり、投げキッス&深々とお辞儀をして去って行くSaadiq。
あぁ〜…….もうすぐ終わってしまう。
観客は皆、精一杯の力を振り絞って、アンコール。
暫くすると、メンバーが出て来てくれた。大歓声の中スタンバイ。曲のイントロが始まるとSaadiq登場。
アンコールは、管理人のお気に入り「Never give you up」。コーラスのBJとデュエット。隣りにいる”BJのマブ達カップル”盛り上がる盛り上がる!この曲はStevie Wonderがブルース・ハープで参加している。今回のライブでは、サックスのおじさんが担当。いぶし銀の音色を聴かせてくれた。BJに華を持たせるべく、隅っこで控えめに歌うSaadiq。それを見つめる管理人。
鳴り止まぬ歓声に戸惑うSaadiqが言う。「もう1曲やる?それとも2曲?」
2曲に決まっとるやんけぇぇぇ〜!!!
皆一斉にピースサインを掲げる。もう倒れそうな管理人。次の曲は全く思い出せん。Saadiqの姿を目に焼き付けようと必死だった。
そして、いよいよ最後の曲。アルバム「The Way I See It」から、昨年ハリケーン・カトリーナの震災を受けた人々に捧ぐ「Big easy」。
「辛い内容の歌詞だけど、ノリノリの曲。もうこれで終わりだから、おもいっきり歌い踊りまくって、乱れてくれ〜!ポロリもOK!」って(笑)
Saadiqは最後までお茶目だった。
この曲も管理人のお気に入りだったので、感無量。しかし複雑。これで本当に最後….。
密かに期待していた、アンコールの「Skyy’ can you feel me」はなかったけれど、十分すぎる程、Raphael Saadiqはやってくれた。
最後はまた「Saadiqのテーマ」に切り替わり、Saadiqは観客に向って丁寧にお辞儀&投げキッス。そして登場の時と同じく、舞う様に踊り出す。
一度退場したかと思わせといて、また戻って来てダンス!ダンス!ダンス!
かっこええぇぇぇぇぇぇっっ!!!
もうどうにかなりそうなくらいの歓声の中、Saadiqは踊りながら退場した。
続いてコーラスの二人も踊りながら退場。演奏が終り、大歓声の中メンバーも退場。
これぞ正しくSoul Show!!!
管理人のトラウマは消え去った。
ありがとうRaphael Saadiq!

後ろにいた連れがiphoneで撮ったsaadiqさん。